消費(浪費)と投資。これは似て非なるもの。
同じ行動であっても、その人にとっては消費になる場合も、投資になる場合もあったりする。
ストレスから逃避するために、使いもしないものを買うのは投資ではない。
心の空虚感を満たすために不要なものを買いまくるのも投資ではない。
例えば、貯金が300万円貯まっても、『この新車を買えるかな?』と、
貯蓄即消費に行ってしまうのも、もちろん浪費。
折角、投資のための種銭が貯まっているのに、実にもったいない。
自宅のための住宅ローンも極論を言えば、消費になります。
確かに安心して住めることや、いざと言うときは借金がチャラになりますが、
基本的にローンを払い終えるまでは、銀行のものです。
(住宅も車と同じで買って、人が住んだ瞬間、中古扱いになり、3割減価します。)
前述の300万円を例にすると、1000万円の投資用不動産に頭金300万円入れて、700万円を借り入れて、そこからプラスのキャッシュフローが生まれれば、投資になります。
もし、車がほしいなら、そのキャッシュフローから生まれた300万で。
さらに、消費には色々誘惑があります。メールマガジンやWebの広告。
企業はいかにして、お金を使ってもらうか、これに尽きると思います。
景気もどれだけ消費者心理を刺激して、お金を出してもらうか、です。
本当の投資家には、こういうものにはビクともしない、ベースがあるように思います。
それから、『●●を達成したら、●●を買う』とかのモチベーション設定、『●●のご褒美』といったことも、貯蓄の敵なのかもしれません。