フライパン父さんの人生日記 - The simple path to make life better for my daugther and sons -

40代後半サラリーマンでミニマリストなブロガーが、子どもたちに残す人生日記。ミニマルライフ、筋トレ、投資、旅、ガジェット。

本当にデフレ?

バブル崩壊後、その傾向が続いていると言われているが、果たして本当にそうなのだろうか?

デフレは「広範な超過供給状態」で供給が需要を上回るために物価下落が続いて、企業収益が悪化して不況になる。で、カネの面から見ると、通貨量がモノの流通量より少ない状態だとされている。

ここで考えてみよう。今の日本はお金がジャブジャブになってもモノが流通していない。経済がお金を吸収していない状態。

理由は、モノをあまり必要としない高齢者が増加したこと、JIT生産方式への転換が進んだ(在庫があまり必要でない)こと、将来への不安があってモノよりお金を置いて置こうとしていること、によるものだということ。

実はデフレではなく『物価の正常化プロセス』に過ぎないのである。つまり、世界のボーダレス化が進むと、資金やモノが簡単に国境を越えるようになるので、モノの価格が高かったところには世界中から良質で低価格のモノが流れてくるようになること、

さらに、デジタル化、IT化が急速に進んでいるのにも関わらず、消費者物価指数の計算に問題があること。

どういうことかというと、「同じ能力の製品を購入したときの価格がいくらか」で計算されるために、デジタル化やIT化が急速に進むことは物価指数を押し下げる圧力になるということ。

たとえば、100万画素のデジカメが500万画素になって、価格が半額になれば指数の足を引っ張ることになるから。


ここのところを政府は分かってなくて、「インフレターゲットで価格を適正な範囲に持っていこう」としている。非常に危険だ。下手をしたらハイパーインフレになってしまって、収拾がつなかくなるかもしれない・・・。


なので、景気対策としては、個人金融資産が1400兆円もあるのだから、金利を上げるだけでよいのだ。で、色々な規制を(緩和ではなく)撤廃して、お金をまわすことがいいと思うのだが・・・。