お金に関するある書籍から。
その一、リスク。『心配は病気ではなく健康の証である。もし心配することがないなら、十分なリスクをとっていないということだ。』
そう、投資でリターンを得るにはリスクを負わなければならない。そのリスクに対して心配することは当然なのである。たとえ銀行預金でも倒産の可能性があるし、大規模な経済危機が起こるかもしれない。リスクはゼロではないのだ。
副公理1:いつも意味のある勝負に出ること
多少心配するくらいの額をつぎ込まないと大きなリターンは期待できない。
副公理2:分散投資の誘惑に負けないこと
分散投資が一般に受け入れられている。しかし、これではまず、上の意味のある勝負に出られない。また、分散したことによって、利益と損失が互いに相殺し合う状況を作る。分散する、いわゆるリスクを分散した場合、ある一方に利益が出ればもう一方に損失の出るようなものに投資(投機)する場合が多い。これではいつまで経っても大きなリターンは得られない。
また分散することで、注意を色んなところに持っていかなければならない。一つ、もしくは2つか3つ程度にとどめておくのがいいだろう。
よく、「卵を一つの籠に入れるな、分散しろ。」と言うが、もし10個もの籠に分散した場合、それを全て見守ることはできるだろうか・・・。
ちなみにウォール街では「すべての卵は一つの籠に入れろ、そして籠を見守れ」と言うこともあるらしい。
第二に続く・・・、かも。