「失敗は成功の元」という言葉がある。だが、周りには同じ失敗を繰り返す人がたくさんいる。
なぜか。それは、失敗を分析していないからだと思う。確かに成功の元となる種は含まれていると思うが、失敗がすぐさま成功になるわけでなく、単に種子が含まれている、ということに過ぎない。
それを見つけ出して、芽を出させて、豊かに実を結ばせるには、人が目的を明確に持って積極的に行動していかなければならない。
また、失敗や不運が恵みとなるか否かは、その人の反応次第。失敗や不運に見舞われても、運命の手が別の方向へ動くように合図をしたと受け取って、経験をいかして行動するか、はたまた、失敗を自分の弱さのせいだと受け取って、悩んで劣等感に襲われるかは、本人次第。
要は、『反応の向き』が問題となる。
そして、どう反応するかは、いつでもその人に完全に任されている。
確かに失敗は、自分の弱さを知るにはよい物差しとなる。だから逆に失敗は自分の弱さを正す機会を与えてくれる。そういう意味では、失敗というのは常に恩恵であるとも言えるのだ。
だから、失敗しても投げ出さずに失敗の種を育てて、努力し続ける人が成功するのだと思う。
ちょっぴり哲学的な夜でした・・・。