原発に関する思考
真面目なお話。
最近の世論は、原発ゼロという流れになっている。
でも、エネルギー問題全体を考えた時は現実問題として不可能に近いと思う。
火力、水力、自然(風力、太陽光、地熱など)、そして原子力。
もし、原子力をゼロにした場合、火力は安定的に調整が可能だか、火力コストやCO2排出、出力調整が問題となる。
水力もある程度調整可能だが、すべての電力をまかなうことは困難。
ましてや自然エネルギーの場合は下手をするとゼロか百かの世界。
政府は専門家の意見をまとめ、先般の原発事故の問題と対策を明確にした上で、国としての方針を示すべきで、ド素人の国民に聞くべき話ではない。
そもそも、この前の原発事故は電源が水没して電力供給が絶たれてしまったのが原因。
当然、原子炉設計は三重のバックアップがされていたが、全てダメになった。その対策が必要だった。
外部電源を使おうと思っても、アメリカ製の原子炉だったから、200V電源が必要だった。そんな電源供給車両、日本にあんまないと思う。
ほやから、今の政治家はダメダメやから、国民から動いていかんとアカンのやろうけど、原発ゼロとかって、ある種、感情論に近いのかなぁと。
将来を見据えた日本のエネルギー政策をきちんと色んな専門家の意見をまとめていく必要があると思う。
原発だけを見せて、三択で選ばせるなんて、思考停止も甚だしいと思う今日この頃。
あ~、あいぽん入力で指が疲れた…