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フェラーリ工場の中が動画で公開されています。凄いの一言。
職業柄、システムに目がいってしまうが、「本当にお金の使い方、システムの使い方が正しい。」ということ。日本企業の多くは、コンピュータがやるべき仕事と人がやるべき仕事の区別がきちんとできていなくて、余計な部分に無駄な投資(この場合、投資とは言えない。)をしているのがほとんど。
ERPの活用がうまくできなのも、そういう視点がないから。
このフェラーリ工場。センサーとか画像処理を使う部分や人間の目に判断できない部分、人間では制御できない部分、機械の方が正確な部分などを機械やコンピュータに任せている。
一方、人間がやるべき所はきちんと人間がやっている。工程が完了した時も担当者、一人一人がハンコを紙に押している。これでしっかりトレースもとれるし、人間としての責任感の重さもこっちの方が重く感じられるし、作業員の満足感、充実感も高いだろう。「この作業、私がやったぞ!」みたいに。コンピュータ上の「実績完了報告」みたいなもので、「ピッ」とやるのとでは、全然違ってくると思う。