企業が存在、存続していくために必要なこと。
「自社の事業は何か?」
そんなん分かってるよ、という方が多いかもしれないが、実は難しい。
そのためには、次の問いが必要となる。
「顧客は誰か?」
これにどういう風に答えるかで、自社をどう定義づけるかが大体決まってくる。
次に、「顧客はどこにいるのか?」
その次に「その顧客は、何に価値を見出すのか?」
と問いを続けていくのである。
最初の「顧客は誰か?」でどこまで広い視点で考えられるかが重要になってくるだろう。
そこを出発点として、顧客の場所に拡がっていく。
そして、最後の価値の定義がポイントになってくる。
顧客は、商品やサービスそのものではなく、それを使った結果を望んでいる。
例えば、ビデオカメラの場合、子供の映像がきれいに残せること、などになる。
たとえ、ある時点で成功を収めたとしても、その時点で成功は終わり、周りの環境が変わってくる。その時点で、できれば成功している最中に、上記の問いをして、自社の事業とは?を導き出し、いち早く行動に移していく必要がある。